金剛杖はいらない?

お遍路や御参りの時に使われる杖。
所謂(いわゆる)金剛杖だが、私は、あれが嫌いです(笑)

私はどんなに歳を取ったとしても、小高い山に杖をついて御参りするようになったら御参りを止めます。
人様の手を借りて山を登ることもしません。
御参りは自力でするもので、他人様の力を借りてまでするものでもないと考えるからです。

高野山の奥の院を訪ねた時に、空海様の凄さは体感しています。
いまだに生きていらっしゃると感じていますが、私の御参りに空海様の力はいりません。
御参りは、自力でなくてはならないと考えているからです。
でも、その他にも理由があります。

金剛杖を持って歩くことで、お山を傷つけてしまうからです。

先日の御岩神社様に御参りした後に感じたことです。

社務所の横で貸し出ししている杖が、お山の道を痛めていると思い浮かびました。
長い参道にある木々の根っこが杖をつく人の手により剥がされ、痛々しく可哀想でした。

御参りの時、同じ年齢ぐらいのご夫婦と娘さんが私の横を通り過ぎて登って行かれました。
ご夫婦の両手には杖。
ガンガン地面を刺すかのような勢いで登って行かれましたが、夫婦揃って足はサンダル履き(笑)
それを見た時、あぁ、また帰るな…と、前回の派手なスパッツおばさんを思い出していました(笑)
案の定、途中の神社様で娘さんが先の道の下見に行き、足下が悪いと聞くと諦めて帰りました(笑)
ただ、帰る時も足下の地面を気にせずにザクザクと杖を刺しながら帰った。
木々が可哀想でした…。


金剛杖って、なんのために持って歩いているの?
自分が楽をするため?
両脚だけで苦しみながら御参りしてはダメなの?
私は凄いでしょ!空海様と同じような修行をしているのだと周りに知らせるため?
自然には関係なく、なにがなんでも目的地に着くため?

杖の先が地面を、木々の根っこを痛めているのに、修行?
地面を守っている落ち葉を粉々にして、地面を硬くするため?
森を山を破壊するため?
それで、空海様は喜ぶのかな?

修行をする者よ、まずは足下から見よ。
その地面がなければ、御参りさえも出来ないのだよ。
足を置く場所に感謝なくして願いは叶わぬ。

その道は、神仏に続く道なり。



では。




by fujipapa-sas | 2018-10-25 22:45 | 考え | Comments(0)

たわいもないオヤジの戯言。


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