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黒い炎

光りは炎によって作られる。

太陽の光りがそうであるように。

赤く燃え上がる炎は、魂の欲まで焼尽す。

けれど、人間の心には、その炎でさえも黒い炎に変えてしまう欲がある。



本人は、赤い炎と勘違いして自分が正しいと思い込む。

炎に欲と言う薪をくべているのに、信じているから手を休めない。

黒い炎は黒い狼煙のように渦を巻いて天に昇る。

光り輝く赤い炎だと信じきって。



欲にまみれた黒い炎は、その人の人生を燃やし続け灰にする。

灰には、喜怒哀楽でさえも残らない。

気づいたら灰人だ。



いま、私の知合いが黒い狼煙を上げている。

本人は、それを私が知っていることを知らない。

本人も自分が正しいと信じていて、黒い炎の火を消そうだなんて考えてもいないようだ。

その炎は、これから周りの人々にも悲しみと一緒に飛び火する。

私の身体や、様々な条件が整っていれば助けられるかも知れないけれど、いまは無理だ。



ここ最近、私の赤い炎の火力が増した。

するとね、私の危険回避能力が敏感になって、相手の裏側を照らすようになった。

隠していても裏側が照らされて見えてしまう。

助けてあげたいと考えると『ダメだ。』と浮かぶ。

それが、その人の学びなのだろう。

いまは遠くに上がる、黒い狼煙を見ているしかないのだな。



赤い炎が黒い炎を焼尽した時、黒い炎の灰は残らない。

それぐらい、赤い炎の火力は強いのだ。

私にも、まだ黒い炎が残っている。

焼尽さなければ(笑)



では。






by fujipapa-sas | 2018-08-31 23:34 | 神霊(しんれい)

たわいもないオヤジの戯言。


by 一心